リハビリテーションについて

リハビリテーションの必要性

介護が必要となった原因に脳卒中、骨折、衰弱などが挙げられます。その後の生活を送るうえで、できるだけ早期から計画的なリハビリテーションを集中的に行うことにより、在宅生活が継続できることが期待されています。そのために医師や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士だけでなく、看護師やケアワーカーなどすべてのスタッフが患者さまのリハビリテーションに関わる必要があります。
2003年にリハビリテーションを集中的に提供する回復期リハビリテーション病棟を開設しました。三河においてはリハビリテーションの歴史ある病棟になり、寝たきり防止と在宅復帰を目的とする施設です。入院中だけでなく、退院後の在宅サービスや介護施設における質の高いリハビリテーションを提供しています。

リハビリテーションとは

リハビリテーションは、脳卒中、骨折、肺炎、心疾患、糖尿病などの原因によって身体を自由に動かせなくなる=「活動障害」を持つ人々を対象として行なわれ、機能回復に限らず、障害を持ちながらも日常生活を営めるようになることが目的です。

リハビリテーションでは「訓練」と呼ばれる練習を行っていただきます。これは、「動作を学習する」という意味です。適切な訓練を適切な量を行っていただくと、動作はうまくなり、その動作により活動するための能力が向上します。

現在の医学、医療では治すことのできない病気や怪我があります。例えば切断された足は再生されることはありません。脳の障害によって生じた麻痺はよくならないことがあります。しかし、このような怪我や病気になった場合でもリハビリテーションを行い、生活に必要な動作を獲得していくことは可能です。

私たちのリハビリテーションの目標

1. いつまでも「トイレに行ける喜び」

誰も、排泄をベッドの上やおむつでしたいと思う人はいません。排泄は、いくつになっても、男でも女でも誰にも見られたくない行為です。病気や高齢のため、ベッドやおむつで用を足すことを少しでも減らしたいと思っています。

私たちのリハビリテーションの目的のひとつ、最後までトイレで用を足すことができることです。単に歩行できることが、リハビリテーションの目的ではありません。トイレまで移動し、下着を降ろし、用を足し、下着を上げ、もとの場所に戻る、この一連の動作ができて、はじめてリハビリテーションの目的の一つが達成されたことになります。

2. いつまでも「口から食べる喜び」

健康な人にとって口から食べること(摂食・嚥下)は当たり前の行為です。
当たり前すぎて、食べられない、飲み込むことができない状態を想像することさえできません。
しかし病気や高齢のために、人間の楽しみ、欲求である「食べる喜び」をかなえることができない方がみえます。
たとえ、胃ろうや点滴から栄養を取っている方でも、口から「食べる喜び」に応えるためのリハビリテーションにも力を入れています。

リハビリテーション部

基本方針

1

「生活の質」の向上を目的としたリハビリテーションに取り組みます。

2

患者・利用者と目標を共有したチームの一員として、その取り巻く環境、社会に適したサービスを提供します。

3

病院・施設から在宅まで、包括的に安全なリハビリテーションを提供します。

4

当法人の職員を自覚し自己研鑽に努め、その仲間と働くことを誇りとし、地域社会に貢献できる部門を築きます。

当院の患者様の特徴

・75歳以上の高齢の方が大半を占めています。脳卒中、骨折後の方々、認知症や他の疾患を並存されている患者様がみられます。
・病前や急性期での臥床のために廃用症候群を呈している方もおり、当院入院時には身体機能が著しく低下している場合も認められます。
・急性期治療、回復期治療を済ませた、維持期・終末期の方々も入院され、リハビリテーションに取り組まれています。

教育

患者様により良いリハビリを提供するため、スタッフの臨床レベル向上を目的とした研修を随時開催しております。現状に満足することなく知識や技術を追求することで、患者様の自立した活動をサポートいたします。

■大学教員による臨床サポート
・理学療法:藤田医科大学、豊橋創造大学
・作業療法:藤田医科大学、常葉学園大学
・言語療法:元聖隷クリストファー大学教授
※2012年度より客観的臨床能力試験(OSCE)を導入し、スタッフの臨床レベルの向上を図っています。

麻痺の機能回復、高齢者の運動療法に最適な機器の導入

機能式筋肉電気刺激装置(NESS)、全身運動機器(NUSTEP)を導入し、リハビリテーション・プログラムに取り入れてます。随時、医療機器メーカー・福祉用具等の業者と連絡を取り、常に新しい機器のデモ、導入を行っています。

当院の患者様の特徴に合わせ、効果的なリハビリテーションが行われる環境整備に努めています。