回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟の特徴

回復期リハビリテーション病棟では「24時間・365日がリハビリ」と考え、退院後の生活を見据えてリハビリに取り組みます。「食卓でご飯を食べる」「トイレまで歩く」「服を着替える」など、生活に必要な動作が可能となるようにサポートいたします。
また、患者様自身が積極的に練習に取り組むことも重要です。在宅や施設での生活に合わせ、入院中もベッドから離れて生活を提供しています。具体的には、朝に寝巻きから普段着に、夕方に寝巻きに着替えています。3食共に食堂へ出て食事をしています。離床時間には、日替わりでレクリエーションを行っており、有意義な時間を提供しています。リハビリの時間だけでなく、病棟で看護師・ケアが起立訓練や歩行訓練を患者様の必要性に合わせて実施しています。

2022年回復期リハビリテーション病棟実績

2022年の患者様の平均入院期間は、骨折では52.7日間、脳卒中では68.0日間でした。退院先は66.0%の患者様がご自宅となっております。

100歳近い患者様もリハビリに取り組んでいます

平成29年度の入院患者様の平均年齢は、骨折の患者様は84.1歳、脳卒中の患者様は78.9歳でした。中には100歳近い患者様もいらっしゃいます。それぞれの体力に合わせて日々リハビリに励まれています。
リハビリテーションセンター

1日の流れ

07:00

7時に起床し、更衣と朝食をとります。その後、口腔ケアが行われます。口腔ケアは口内の清潔を保ち、口腔の健康を促進するために重要な活動です。

  • 起床
  • 更衣→朝食
  • 口腔ケア
09:00

午前9時になると、療法士によるリハビリが始まります。この時間帯では、病棟活動訓練や嚥下訓練が行われます。病棟活動訓練は、日常生活の中で必要な動作や身体機能を回復・向上させるための訓練です。嚥下訓練は、飲み込む機能を改善するためのトレーニングです。また、患者様は病棟内での自主訓練も行います。

  • 療法士によるリハビリ
  • 病棟活動訓練、嚥下訓練
  • 病棟自主訓練
12:00

正午になると、昼食の時間です。食事後には再び口腔ケアが行われます。さらに、午後のリハビリテーションに備えて患者様は休憩をとります。この時間は体力を回復させるために重要です。

  • 昼食
  • 口腔ケア
  • 午後に備えて休憩
14:00

再び療法士によるリハビリが行われます。この時間帯では、病棟作業訓練が主な内容となります。病棟作業訓練は、日常生活の中での作業能力や運動機能を向上させるための訓練です。また、患者様は引き続き病棟内での自主訓練も行います。

  • 療法士によるリハビリ
  • 病棟作業訓練
  • 病棟自主訓練
18:00

夕方になると、夕食の時間です。食事後には再び口腔ケアが行われ、就寝準備が始まります。口腔ケアは寝る前に行われることで、口内の清潔を保ち、口腔の健康を維持する役割を果たします。

  • 夕食
  • 口腔ケア→就寝準備
21:00

夜9時になると、患者様は就寝します。十分な休息は回復のために欠かせません。就寝時間は個々の患者様の状態やケア計画によって異なる場合もありますが、一般的には夜間の睡眠時間を確保するために早い就寝となります。

  • 消灯、就寝