医療療養病棟について

医療療養病棟の役割

医療療養病棟は、急性期治療を終えて状態が安定しても、医療必要度の高い患者様や、慢性疾患などで継続的な医療の提供が必要な患者様を対象とする病棟です。

こんな治療を行っています

・点滴での栄養管理
・床ずれ(じょくそう)の治療・処置
・酸素吸入・たん吸引・気管切開後の管理
・がんなどによる痛みに対する緩和ケア
・糖尿病悪化による血糖コントロール
・肺炎や尿路感染症などの治療
このような医療行為が必要な状態にある方が主な対象となります。
全身管理、点滴・酸素の提供、排泄の介助など、入院時より受け持ち看護師・ケアワーカーが対応します。

医療療養病棟の特徴

多職種によるチームケア

患者様の生活の質を考え、医師・看護師・相談員・管理栄養士・療法士など病棟スタッフが同じ目標に向かって援助しています。多職種での病棟回診を通して、医師の判断を基にリハビリを検討・実施しています。
病棟訓練として、看護師・介護士による歩行練習や飲み込みの訓練などを行い、在宅や施設への退院支援にも努めています。
また、看取りを含めた療養生活の場としても、安心して過ごしていただき、穏やかに最期の時を迎えていただけるよう、誠意を持って介護・看護を提供します。

食べる喜びをいつまでも!

当法人の基本方針の1つでもある「口から食べる喜び」を感じていただくために、飲み込みの検査や体操を積極的に行っています。また、栄養科と連携し、食形態を考え、安全に食べられるようにしています。
食欲がない方にはご家族の協力を得ながら、ご本人の食べられるもの、食べたいものを召し上がってもらっています。

穏やかに過ごせる生活環境を提供します!

週に3~4回の回診を行い、必要に応じた処置、リハビリを行います。
また、1ヶ月に1回程度、医師との面談を行い、家族とのコミュニケーションもしっかり行います。
多職種でかかわり、可能な限り在宅への退院も目指しています。
また、気分転換を図るために、病棟でのレクリエーションやリフレッシュパークへ散歩に出かけることもできます。
入浴は週1~3回となっており、安心して入浴していただけるよう体制を整えています。